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ボクの将来の夢はバラ色に輝いている訳じゃあないんだ。親にも話せない悩みでいっぱいに膨らんでいる。寂しい時には、何時も冬の青空の中で輝いている太陽を見つめる事だけが楽しみの一つでしかない。冬の日射しは柔らかくて何だか、ボクを包み込んでくれるような気持ちがして来るんだ。きっと、ボクはその日射しの中を飛び交っている小鳥の囀り程の魅力も持ち合わせてはいないんだ。何とも悲しみが打ち寄せて来る時、遠くに向かって叫んで見たくなる事だってある。どうして、これからの人生をむち打ちながら進んで生きて行かないといけないのだろうか?ボクが駆け出す世界には、暗い雲が懸かっていてそれを取り除く事も出来はしないんだぜ。こんなにみんなせかせかと働いて生きていると言うのに、未来に思う自分の姿が見つけ出せない事には、むしゃくしゃするほどの憤りが湧き上がって来るんだ。小石をけっとばしてもボクがボクの悩みから解放される事がないと考えると、頬を涙が伝おうともする。そんなちっぽけな男なんだな。・・・寂しさに紛れて真昼の街を歩き回っても何も答えになるようなモノが目に付く訳でもないから、遠い遠い世界に住んでいる見知らぬ誰かが恋しくなって来て、何の不思議があるんだろう。ボクと同じように将来を悲観して、やぼに過ごしているヤツの姿が浮かんで来るみたいな気もしているよ。勉強をしているだけでそれで、自由な生き方が出来るのならその事に夢中になっているかも知れないけど、ボクの闇の意味を理解してくれる男なんてイヤしないんだ。何処か違う世界にとんずらしたら、素敵な夢が開けるのなら嬉しいけど、そんな事、あり得やしないって、誰やかれやに言われると、否定を繰り返している自分が惨めになって来るだけなんだ。ボクをもっともっと正面から受け止めてくれる見知らぬ世界があるなら、飛び込んで行ってみたい。ただ子犬がじゃれるみたいに人に尾を振っているだけじゃあボクは満足がいかないんだ。それは一人では生きて行けない事を教えてくれているのかも知れないけど、こんなにもどかしく世間を渡っているボクには辛い事なんだぜ。何もかにもが面白くなくなったら、ボクの存在の意味って何なのだろうか?誰も外からジッと見ているだけで、決してボクと親しくしようとしないのは、ボクが人とは違った枠からはみ出したモノを求め過ぎているからだろうか?・・・とも、思ったりもしているよ。ボクだって自由に生きて行く権利を持っているのに、それをけげんな貌で大人達が見つめていると思うと、拳を握り締めたくもなるんだ。全然、世の中の事を考えずに生きていると言われるのはしゃくに触るし、ボクが冬の中で萎縮して行くのを思うと、・・・耐え難くもなって来るんだ。ボクだって、燦然と輝く光の中を飛んで行きたいのは山々なんだ。それなのに、どうしてふわっと飛び上がって行けないのは、何故だろうか?誰かボクに教えてよ。男の生き方の本当の姿をさあ。行く手に塞がるモノがあっても勇敢に立ち向かって行ける男がいるのなら、ボクはずっと付いて行くよ。ボクはキレてる男になってしまうんじゃあないだろうか?背に影を背負いながら夜を歩き回る男になってしまうんじゃあないだろうか?誰かの甘い誘いに乗ったら、こっぴどく悪者にされて心に傷を負ってしまいそうだ。弱くて脆い身体を引きずりながら毎日を暮らして行くには、もうゼンマイが効かなくなっている。そんなボクだけど、やっとこさ、起きあがりこぼしのように弱った身体を起きあがらせるのに、必死になっているのも、・・・もう、せっぱつまっている性だろうか?世の中は分からない事だらけだ。正しいと思う事にも反対が飛んで来たりするし、ボクだって真っ正直に生きようと夢に心躍らせる事だってあるけど、それをまた止めようとするモノがボクをやじって通って行くのには不満がいっぱいになって来るんだ。誰かと出逢えたらもっと違うボクが息づくようにも思えては来るけど、それも叶わない悲しみがあるんだ。ゲーム*センターの音の世界の中で、総てを忘れて没頭している時って、何とも快感が走らない訳でもないぜ。寂しいヤツ等と一言二言、言葉を交わしてボクの世界を突っ走っている時って、まだまだ、自分らしさが残っているようでニヤッとするけど、後で一人取り残されてみると、ただの無駄な時間を過ごしたみたいで辛いよ。とにかく、将来に向けて生きようと目を向ける場所がないんだ。ボクが未来にこうであろうと言う確証が身当たらないんだ。自分の傷を舐めながら生きて行く人生って、つまらないモノだよ。自分の欠点ばっかりが目についてさあ。何も良いことなんかボクに訪れる事なんてないような気もするんだ。まだ、大人にならないと分からない事だからって、毛嫌いされても、ボクは自分のこの先の事が知りたいんだ。何時かは辿り着くだろう世界がどんなモノであるのか感じたいんだ。ボクの目の前の光の中でさざめいている中に溶け込めないのはどうしてなんだろうか?ボクには、結論が出せない儘で、ジャンバーのポケットに手を突っ込んだ儘で、時間だけが過ぎて行くみたいだ。ボクに押しつけて来るモノをはね除けて生きてはいるけど、それだけでボクはボク自身を保てるのだろうか?ぽっかりと空いた空洞のような心に惹かれるモノなんて見つかりっこない未来がこっぱ微塵になりそうだ。それでもボクは、今日も一人で生きているんだぜ。誰に縋ろうとしても、頼れないと言う寂しさが分かるヤツなんて何処にいるだろうか?風に吹き付けられる中でも雨にしょぼぬれるなかでも、ボクは何時も何かを求めて止まないんだ。それは、送っても届かないメールのように、寒々と響いて来るみたいだよ。明日の生き方が分からない儘に浮かんでいる事って、誰かに抱き締められたい程、辛いんだ。ボクにしか見えないモノを理解してくれる男がいたらなあ・・・・。
えいぞう
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